日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

放 言

 アメリカでは、オバマ氏が民主党の大統領候補として選ばれるのに、延々と時間が掛けられている。他の候補と討論を交わしながら、ゆっくりと選ばれている感じだ。その期間が長いだけに、他の候補者との違いや自分のしたいことが多くの人に納得してもらえるかな。副大統領の選出でも、今回、マケイン側で問題が起きて、共和党が少し慌てているかな。
 で、大統領がそんな感じで選ばれて、4年×2回=8年で終わりとなる。アメリカだけでなく、先進国は、皆、そんな感じだ。アメリカの初代のワシントンから今のブッシュまでの名前を空で言えるアメリカの子ども達は多いだろう。
 しかし、日本ではどうだろうか?政治家のトップの内閣総理大臣が、1カ月以内で簡単に決められ、1年前後でコロコロと交代していれば、覚えられませーん!日本の場合、首相だけでなく、大臣にしてもコロコロどころではない。政治家は官僚の悪口を言うが、自分の胸に手を当ててよーく考えて欲しい。総理大臣だけでなく、大臣でも、5年以上もした人、戦後に何人いましたか?石の上にも3年で、それがホントに花が咲くにはその倍の年限が必要なはず。
 官僚の頭の硬さは、既に、多くの人の知る所だ。多くのことが、ペーパー試験とコネや学閥などで選ばれてきている。その体質が、地方に行き(都道府県の知事の半分は、官僚出身)、同じ体質になっている。
 大分県の教員採用問題にしても、合格基準がまだ公にされてない。半年で試験問題を灰にした責任を教育長が取ろうとしない。正直者が馬鹿を見る感じで(自己申告では、他に誰も不正をした者が出なかったとして)、そして、いきなり、今年採用の20名が首。
 実際に、佐伯に帰って話を聞いてみると、(親心から不祥事を起こして、親に問題があって)採用された教師は、とてもとても子ども達にも親御さんにも人気があって、惜しまれているとか。
 年に一度の受験勉強を強いられてのペーパー試験中心の選び方が、もう、時代遅れなのだ。それに何故気が付かないのか!選ぶ面接の試験官にも、(今から行われようとしている民間人の裁判員の様に)民間人が選ばれるべきだと思う。教育界を、教育者だけで固めることこと、正に、官僚的発想と思う。
 政治家の世界も、正に、その場だけの官僚的体質になっている。選挙の前になると、野党から深刻な問題を突きつけられているが、それもおかしい話だ。普段にも、しかるべき問題を討論して行って欲しいものだ。年金の問題なんて、ずっとずっと前から、医師不足の問題にしても、ずっとずっと前から言われていることじゃなかったのか。
 多くの政党が、大義名分式に国民の為にと常に言っているが、実際は、政党の為、選挙対策の為に、国民を無視した感じで政治が動いているかな。
 しがらみのない人を選び、しがらみのない人に頑張って欲しい。
 日本では、東国原さんみたいな人のグループ、どうして出来ないのかなあ?
 今の厚生労働省舛添要一氏、私は孤軍奮闘って感じでとてもよく頑張っている政治家だと思っていますが。
 小池百合子氏が、防衛省事務次官を首にした力、今改めて考えるに、スゴイことをやってくれたんだなあと思いますけど。