日本の心・さいき

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不知火の海の火祭り




 不知火(しらぬい)の海の火祭りに行った。行く前、雨で中止になるのではと、かなり心配していた。しかし、既に、宿は予約しているし、小雨程度では、中止にならないだろうと強気に思っていた。が、佐伯の地元の盆踊りの様なこともあるし(地元の盆通りの場合、8月16日、15時過ぎに、予定通りにありますとアナウンスがあったのにも関わらず、急に雨が強く降ってきて、中止になってしまったが)。
 午後14:25出発の定期船で高戸から出て、15:40に三角港に着いた。そこでしばらく待って、16:20にそこをバスで出発して(しばらくの間、乗客が自分だけであったが)、58分で、松橋駅前に着いた。不知火で宿を取りたかったのだが、既に一杯で取れなかった。
 松橋駅の前で降りるつもりが、ちょっと通り過ぎ、見ると、自分が泊まる宿の名前が見えて、しまった!、通り過ぎたか?と思って、「松橋駅前は、この先ですか?」と運転手さんに尋ねると、「さっきの所で降りないといけなかったです」と言われたので、「じゃ、次の所で降ります」と言ったら、「じゃ、ここで降りて下さい(優しい運転手さん!!)」と言われて、直ぐに降ろしてもらえた。お陰で、宿を探す手間も省け、直ぐに宿屋に着くことが出来た(既に、家内も来ていた)。
 それから、スーパーに行ってちょっとした夕食を買って、タクシーに乗って、永尾(えいのお)神社まで行った。
 運転手さんがとても親切で、娘さんが不知火で仕事をしている関係か、不知火の祭りに付いて、詳しく教えてもらった。神社の前で降り、又、来てもらうことにして、それから、神社を横断して海辺に行った。そこには、正に、カメラマン!、カメラマン!って感じだった(自分もその中の一人ではあるが)。
 弓で火のついた矢を10本近く射って、海の上の燃えるモノに命中して、火が付き、それを天皇の乗った船がそこに行って、その火をもらい、その火を多くの人がもらって、行進をして行った。(命中出来なかった年も何回かあってそうで、その時は、下からコッソリと種火を付けるとのこと)
 その間、笛の演奏があり、又、太鼓の演奏が延々とあった。この太鼓演奏が、素人離れのバチ捌きで、実に実に素晴らしかった。それもそのはず、太鼓プロ集団の元メンバーが打っていた(2〜3回、この人のソロ演奏を聴いたことあり)
 たいまつを持って、皆が会場に列をなして行き、それに自分たちも付いて行った。
 市が一丸となってしている感じだった。太古の時代にスリップした感じだった。船に乗って火をもらいに行った天皇は市長で、そのお后は、毎年代えているらしい。沢山の人がいて、子どもの太鼓演奏も素晴らしかったし、踊りも、素晴らしかった。今まで、幸いなことに、雨で中止になったことは、ないとのこと。
 感動の日であった。

以下は、昨年の内容です。
http://blogs.yahoo.co.jp/humanitysingo1978/23929503.html