日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

病める大国

 イラクに派遣される若い兵士の大半が不法移民のこどもであり、アメリカで他に生きるための手段がなく、しかも退役後はあたかも生活も医療も保障されているかのようにだまされて(実際はぜんぜん違う)リクルートされて兵士になりイラクに派遣される、さらにはその詐欺的リクルートをやっている勧誘員自身が同じ不法移民のこどもであり、自分の生活を守るためにやっているとのこと?!
 広い中国では、1日に農民中心の暴動が100件も起きているとのこと。共産党は、それを隠すのに、一生懸命だ。大地震で大変なのに、北京オリンピックを成功させようとしている。国民の不満がかき消されている。
 ロシアは、正に、一党独裁的色合いを見せている。反対分子は、潰されている。ナショナリズムが強くなっている。アメリカとの協調路線は、少なくなりつつあるかな。
アメリカ、中国、ロシア、3つ共、核を持ち、政局も不安定だ。貧富の差も、日本どころでないだろう。それに、軍備への投資の割合、とても大きいのだ。(額としては、中国が経済大国の日本をつい最近抜いているが・・・)

 2002年の日本の軍事支出は、ストックホルム国際平和研究所の調査によると、ドル換算で467億ドル(約5兆5千億円)となり、米国に次いで世界で二番目の高さである。以下は英国、フランス、中国の順で、この5カ国で世界全体の62%を占めている。
 ストックホルム国際平和研究所の調査以前におこなった英国国際戦略研究所調査によると、世界3位であったが、日本は不名誉な2位に格上げされたことになる。ちなみに英国国際戦略研究所の発表による世界各国の軍事費総額は、7980億ドルで、軍事費支出の上位20位の順位は次の通りである。

世界各国の軍事費支出順位(単位:ドル)
(英国国際戦略研究所資料) 
  1位 アメリカ  2946億
  2位 ロシア  588億
  3位 日本 444億
  4位 中国 411億
  5位 フランス   342億
  6位 イギリス   338億
  7位 ドイツ  282億
  8位 イタリア   205億
  9位 サウジアラビア 183億
 10位 ブラジル    175億
 12位 インド  144億
 13位 韓国 125億
 15位 イスラエル 94億
 16位 カナダ   75億
 17位 イラン   73億
 19位 オーストラリア  70億
 20位 パキスタン 36億

 ある調査によると、国民の満足度のトップは、デンマークとのこと(税金はとても高いのだが)。そこでは、医療と教育は、皆等しく無料だ。タイでは、極めて自殺者が少ない。そこでは、所得の少ない人は、どんな医療を受けても1日30バーツだ。
 医療と教育は、最優先課題にして欲しい。どこかの国では、軍備や道路を造ることにやっきになっている様だが。