日本の心・さいき

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17年振りに黒字・・・?!


 平成20年4月1日に、新入職員の紹介式があって、4月1日から新たに21名の人が採用になった。その中には、この医師確保の難しい時代に、(内科医2名退職後に)医師4名と、5年前まで当院で看護師として働いていた出戻りの人、今年上天草看護専門学校を卒業して国家試験に合格した人、大病後に完全に回復した上に採用してもらえたことに非常に感謝している人、いろいろ。
 院長の初めの挨拶では、自治体病院の8割が赤字の現状の中で、当院は、17年振りに黒字とのこと。それも1億円近く。この調子で2年間行けば、不良債務も完全に返せるとの話。次に、(35歳の若さで当選し、現在37歳の)市長が挨拶し、上天草市立の上天草総合病院の経営がいいので、アチコチの市長から羨ましがられている、私も鼻が高いとの内容。
 実際に、熊本県下では、殆どの自治体病院が難儀している状態。そんな中で、当病院も例外でなく、整形外科医不在、小児科医不在などで、苦しんできていた。それが現在、小児科2名確保と整形外科確保、そして、4月から泌尿器科確保と更に産婦人科確保となった。それに、現在、今年の8月までに、更に内科1名と外科1名が確保出来そうな雰囲気になっている。
 何故、医師が例外的に集まる状態になったのか、・・・思うに、医師にとって仕事がし易い(小児の点滴は、全てナースがしてくれる)、外来数がさほど多くない、医師が多くなればなるほど当直などで楽になる、スタッフの移動が少ない(ベテランのナースが長く勤務している)、交通の便は悪いが自然に恵まれている(病院内から長い釣り竿を使えば、魚釣りが出来る?!)、地域の人が優しい、各科の医師が仕事をし易い様に院長と事務長が努力している、それに給与が高い、田舎の病院にしては各科がよく揃っている(常勤医がいない科は、非常勤で来てもらっている)など。
 その内、アチコチから何故医師の確保が出来、経営が黒字に転じたかの調査に来るかなあ・・・?!