日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

それが正解かな・・・

 次女と長男の二人の子どもを見ていると、自分と全く違った価値観で生きている感じだ。自分の場合は、人間の限界の様に、受験の時から競争の中でもまれ、職場に入っても、朝早くから遅くまで馬車馬の如くに仕事をしてきた。それもストレスを抱え、運動不足で、イライラしながら。
 笑わない、話さない、直ぐ怒るって感じの医者のイメージの時代が長く続いた。その結果、中性脂肪やLDLが上がり、心電図にも異常が見られ、血圧も薬なしではコントロールが出来ない状態となり、体ボロボロって感じになってしまって、もう、壊れた体は元に戻れない。周りにも仕事のし過ぎで亡くなってしまった同業者を沢山見てきた。
 一方、二人の子どもは、(正職員でなくて)仕事は安月給でその日暮らしみたいな感じだが、生きる上で趣味(次女はバイオリン、長男(高卒)はギター)が楽しくてしょうがない感じで、人と競争することなく、毎日(友達と一緒に時々演奏していて)楽しそうに過ごしているし、ニコニコして周りからも好かれ、友達も多く、とても幸せそうだ。これが生き方としては正解かなあとも思う。
 医者がイライラしていれば、患者さんはホントに不幸だと思う。その時は、一生懸命にしてきた様に思ってきた自分の医療が、実際は、患者さんをかえって悪くしていた例も多かったのではと思っている。自分の難しい顔が免疫力を落とす様に働いたのではないか、不必要な抗生物質で耐性菌を作ってきたのではないか、検査をし過ぎていたのではないか、不必要な入院をさせたのではないか、医療費で生活を苦しくさせたのではないかなどと思って、自責の念に駆られています。