日本の心・さいき

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退職後のエッセイ(14)

  「退職後のエッセイ、演奏」

 コロナ禍で、「独りボランティア演奏」が出来ません。来年も、出来ない感じですね。
 演奏で生活をしている人にとっては、死活問題ですね。
 型が、初め「α」アルファが次々と変わって、「β」ベータ、「γ」ガンマ、「δ」デルタと変わり、更には、・・・「λ」ラムダ、「μ」ミューとなり、ギリシャ文字のアルファベット24文字を全部使ってしまいそうな勢いになっていますが・・・?!
 どんどん変化して行けば、毒性も、弱くなることが多いのですが・・・?!
 話は、変わって・・・→
 演奏は、どんな感じですれば、聞いている人に響くでしょうか?
 ちょうど10年前の今日(9月4日)、民放のテレビで、オーケストラの指揮者が、面白おかしく、それぞれの楽器の紹介をしていました。
 その紹介の中で、打楽器のメンバーが、前に出て来て、打楽器を使わなくて、自分のボディーで演奏していました。いろんな難しいリズムに合わせて、会場の人も手や足を使って一斉に音を出していました。この人たちも、音楽に関しては、かなりレベルの高い人の集まりだなあと思いました。
 こんな感じで、演奏者だけでなく、それを見ている人も体を動かして、一緒になって演奏者の演奏を楽しむ、これが最も大切なことではないでしょうか・・・。
 トロントに行った時に、「ブルーマン」の公演を見ましたが、正に、そんな感じで、会場で偶然に選ばれた人が、壇上に上って、皆の前で演奏者に加わって、演技していました。会場内全体に、テープが縦横無尽に投げられて、ホント、全員が演奏者と一体になっているって感じでしたね・・・(とても盛り上がっていました・・・)。
 ソウルのナンタ劇場に家内と一緒に行った時にも、(一番前の席で見ましたが)野菜を音楽に合わせて切っている包丁が自分の所に飛んで来たらどうしようか何て考えてハラハラして見ていました。水しぶきは来るし・・・。自分の隣に座っていた人が、演技者から誘われて皆の前に出て、いろいろ演技をしていましたが・・・(自分がしている感じにもなって)これも、最高に盛り上がっていました・・・。
 私が、老人施設で・・・→「手拍子出来たらして下さい・・・」と言っても反応なし、「一緒に出来たら歌って下さい・・・」と言っても反応なし、全く動かないケースもありますが、しかし・・・→手を換え品を換えって感じで、「篠笛」で二重奏をしたり、ピアノに合わせて演奏したり・・・、「ハーモニカ」で童謡など、知っている曲ばかりを演奏したり・・・、「和太鼓」でいろんなリズムを演奏したり・・・、「一本締め」などしていると、最後の方で、殆どの人が、反応していますね!(・・・→それまで殆ど動かなかった人も、手が動いたり、目が動いたりしています!)。
 次にどんなサプライズがあるのかと、常にこの期待を持たせないといけません(同じものでは、直ぐに飽かれてしまいます!)・・・?!
 まだ、未熟な私、演奏内容、暗中模索、試行錯誤の状態ですが・・・。

 (令和3年9月4日、少し修正して記載)

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