後継者がいなくて、そこで、終わりになるケース、最近、多くなっているようですが・・・。
帝国データバンクの調査によると、国内企業の66.1%が後継者不在であり、中でも売上1億円以下の企業では約78%の企業において後継者がいないという結果になっているとのことですが・・・。(←大変です)
技術を重んじる老舗の企業だと、ホント、大変ですね。社長の長男さんが、長として後を継ぐのが自然なのでしょうが、時に、娘婿がなったり、次男や末っ子がなったり、いろいろですが・・・。
農業・林業・水産業、サービス業、いろんな分野で、今は、上手く行っていても、先々の保証はなく、それを考えて、深刻になっているケースもあるようですが・・・。
医師の場合を見ると・・・
入院設備を整えた大きな病院だと、閉じても、建物の後のいい使い道、ない感じですが・・・それに、壊すにしても、大きければ大きい程、お金がそれなり掛かるので、大変です。
息子さんが、後を継ぐことに同意して、それなりに生き甲斐を持って頑張る力があればいいのですが、本人は、親の道に進むことを嫌がっているのに、周りから尻を叩かれて、いやいやながら、親と同じ道を進むとなると、どうでしょうか・・・。
嫌がる自分の息子に同じ道を継がせるのは、社会にとっても、自然でないと思うのですが・・・親が、一代で財産を貯めて、それなりにいい思いをしてきていると・・・それを子どもにもさせたいと思うのは、親心で、仕方ないのでしょうが・・・。
ラットの場合、雑種は、強いですね。純粋培養のマウスは、弱いです。政治の世界を見ていると、二世議員が多いですね。立派な御殿に住んでいては、庶民の暮らしは、よく理解できないのでは・・・。
先代が苦労してきたら、その子どもにも、同じ様に苦労させるのがいいのでしょうが、ヒトの場合は、それが何故か上手く行ってない感じがしているのですが・・・。
事業に成功しても、子育てに成功してないケース、周りを見てると、少なからずあります。子どもは、親のモノとの考えをまず捨て、子どもの生き方を尊重し、子どもなりの人生を前向きに選ばせることが大切だと思います。
人生は、長いですから、想定外のことは、しばしば起きます。どんな時代になっても、それなりに生きていかないといけません。子どもを自立させること、これは、今の時代、親にとっては、何よりも優先すべき大切なことと思っています。