日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

今と昔・・・

 佐伯の救急病院に就職した当時、深夜の3時〜6時に、毎日の様に、小児の外来の時間外やお産のベビーで、起こされていました。まだ、若かったので、それに耐えていましたが、30代の前半で、血圧が既に上がっていました。運動不足とストレス、それに不規則な生活で、睡眠も食事も、しっかりと取れていませんでした。
 そこでの初めの3年間は、他の小児科医の応援なく、365日24時間働いて・・・時々、深夜、その病院の救急車に乗って、隣りの津久見市や、更にその先の臼杵市まで行って、未熟児を搬送して、自分がその後をずっと見ていました。(←まだ、県病院に新生児・未熟児センターがオープンしていなかった関係で・・・)
 それから35年後の〇月〇〇日、深夜の1時30分に産科医から電話があり、「3時頃に帝王切開しますので、お願いします。」との内容でした。3時前に又電話があって、暗い中を手術場に行って、ベビーの蘇生をしました。
 この日は、午後から予防接種の日となっています。前の週から、看護学生の実習も始まっていて、1人か2人が外来に実習に来ています。又、看護学校での小児科の講義も前の週から始まっています。
 しかし、私の体の調子も心境も、昔と全く違いますね。
 お産が、昔、500近く、今はその10分の1ちょっと・・・又、時間外も、昔は、1日平均11人(←佐伯での20年間の外来での1日の時間外患児数)、今は、1〜2人ですから・・・(楽です!)。
 歳も取ってきました・・・今の病院では、小児科医、私、独りなので(応援が全くないので)、長く細くで行くしかなく・・・小児の一般入院は、しないことにして(と言いながら、時々、已む無く1泊入院をさせることもありますが・・・)、ゆっくりと診察しています。
 ニコニコして、親御さんの話をよく聴いて、目もしっかりと見て、脈も診て、説明も丁寧にしています。(←自分の孫と思って・・・?!)
 非常勤で、小児科認定医もなく(更新せず)、病院で長の付くのは何もないですが・・・楽しく働かせて頂いています。
 「傍を楽にさせる為に」働く、元気な時の母が私によく言っていました。
 ヒラリーさんは、今、67歳で、もしもアメリカ初の女性大統領になれたとしたら、その時、69歳の高齢となります。日本の場合は、65歳から、前期高齢者で、それなりの扱いがいろいろとありますね・・・シルバーシートなど・・・こちらがあまり歳を気にしていないのに、やたらと、気にする様に周りからし向けられますが・・・?!(高齢になっても、結晶性知能は、まだまだ、高く健在だと信じたいのですが・・・?!)