日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

続・医学教育・・・

 日本の大学では、「研究・診療・教育」の3本柱が中心になっていますが・・・大学人の少ないスタッフでこの3つをちゃんとする何て、常識的には、まず、無理ですね。特に今は・・・?!
 文科省は、いい論文数に価値観を置き、厚労省は、いい医者を目指すことに重点を置いている様ですが、その間に立っている大学人は、この先、どうしていいのか、ホント迷いますね・・・?!
 私の個人的な意見としては・・・→大学は、やはり、「教育中心」で行くべきだと思っています。大学のエネルギーの7〜8割近くを教育に費やしてもらいたいと思っています。医学部に入学してくる学生は、優秀ですから・・・その純粋な芽がちゃんと真っ直ぐに患者さんの為に伸びる様に、ちゃんとした教育をしてもらいたいと思っています。(文科省厚労省の方針が同じであるべきです!)
 ある大学の医学生が言っていましたが・・・「〇〇教授は、〇〇が専門なものだから、講義はもっぱらそれが中心で、それ以外はサッと終わる感じで・・・」と。
 又、ある医学生が言っていましたが・・・「もう、大学の教官には期待してない。自分でやるしない・・・」と。(←そうなんです、医学生の大半は、計画的に一人でコツコツするタイプが多いのです・・・?!)
 それと、今はもうこんなことはないでしょうが(規制が厳しくなっていますから・・・)・・・朝、早くから、医局の前にMRの人が来ていました。MRの人が、薬を売り込もうとしていましたが・・・あるMRさん同士の話では、ドクターが卒後間もない程、自分の会社のイメージを良くしておくことが大切だとか・・・?!(←後で、採算が充分に取れるとか?!)
  それと、昔、研修医時代に、安月給で苦しんでいた時・・・ある会社の薬の治験が、1症例1万円でした。それも、簡単な記入で・・・(副作用があるとなると、凄い内容を書かないといけなくて・・・)・・・手取り8万もない時代に、簡単に私でも書ける内容で(今は、こんな感じの記載は、なくなっている様ですが)・・・これじゃ、コツコツ働らくことが馬鹿らしくなって、お金の感覚が確かにおかしくなりますね。
 開業した時から、私は、一切、そんな治検を書かなくなりました。又、MRからの過剰な接待と思われるのは、一切、受けないことにしています・・・それが今も続いていますが・・・MRさんからの借りはないですから、自分で使いたいように使っています・・・(←当たり前の話ですが・・・情報化時代、MRに頼らなくても、それなりに勉強して行けます・・・?!)。