医療は、命を預かっている関係で、とても慎重にならざるを得ません。それが、行政の力で長く行われてきているとなると、それに疑問を抱くことは、なかなか難しく、かなりの抵抗を感じます・・・。
今は情報化時代で、ＮＨＫの放送や「ものもんた」さんが、これがいいと言うと、どっとそれがなくなる時代です。実際に、トマトが放映後になくなり、高騰していましたが・・・。
軽いジョギングがいいと言って、ジョギングブームがしばらくありましたが、そう言った人が、ジョギング中に突如亡くなってそのブームがなくなったり・・・ビタミンＣをたくさん取れば、風邪を引かないと言った人が、引いたり・・・専門家が言っても、どこまでホントかと疑う人も多いのですが・・・？！
第一線で活躍されているその道のドクターにしても、迷うことしばしばです。薬の副作用にしても、添付文書で書かれている割合よりも実際は多い感じで、患者さんから教わることがしばしばです。それに、個人差もあり、プラセボー効果もあり、客観的なデータ（エビデンス）を取るのは、至難の業です。
その患者さん自身も、誤解している事がしばしばで、「抗生物質欲しいんですけど・・・前の薬がよく効いたので、同じものを下さい・・・○○があるので、早く治したいので、点滴して下さい・・・熱さまし下さい、咳止め下さい、下痢止め下さい・・・」など、その対応に難儀すること、しばしばです。
漢方にしても、いろんな意見があります（←証が合ってなければ、効きません！）。子どもの風邪と言われているものの大半は、ウイルスで、それには、抗生物質は効きません。
子どもの見方は、「機嫌」「顔付」「睡眠」「食欲」の４つが大切で、急に熱が夜出たからと言って、慌てて医療機関に掛かる必要はありません・・・熱が上がる時は、手足が冷たくなって、きつがることが多いのですが（その時に、熱性けいれんが起きることがありますが・・・）、上がってしまえば（小さな子どもさんでは、後、脱水に気を付けて）、むしろ、楽になっている事が多いかと思います・・・親が慌てると、子どもも不安になり（特に深夜は）、母子一体なので、免疫力が低下して、治りも遅くなるのでは・・・？！
インフルエンザの予防接種に付いても、いろんなことが言われていますが・・・接種していても、多く人が掛かっています（実際に掛かった人の方が、免疫力がしっかりと付くことも、事実です。しかし、インフルエンザの型には、３つあり、違った型に又掛かってしまうのですが・・・掛かると、その型には、３年間近く、抗体価が高く、毎年の変化に対しては、それなりに効いている様ですが・・・？！）。
インフルエンザに掛かった場合、特効薬もありますが・・・検査が陰性でも、疑ってごく初期に直ぐに抗インフルエンザ剤を与えると、（ウイルスが増え切らないので、その結果）抗体が充分に上がらなくて、来年も掛かるってこと、考えられないでしょうか・・・？！
インフルエンザには、ソ連型、香港型、Ｂ型とありますが・・・掛からない為には、それぞれの抗体価が全て上がっておく必要があります！インフルエンザウイルスにより、サイトカインの出る量は、人により、様々です・・・インフルエンザウイルスが少なくても、サイトカインが沢山出て、症状が強く出たり、脳に行って、急性脳症になることもあります・・・急性脳症は、ワクチンをすれば頻度的には少なくなりますが、ワクチンで絶対防げるものでもありません・・・。
掛かった場合、出来るだけ早く医療機関をとマスコミでは言っていますが・・・私自身は、初期（出来るだけ早く）には、葛根湯だけでいいと思っているのですが・・・（←しかし、虚の人やスゴク汗をかく人や心臓の悪い人やお年寄りの人は、原則、葛根湯投与を避けるべきでしょう・・・）・・・もちろん、症状が強い人には、抗インフルエンザ剤を処方することが多いのですが・・・。（私自身は、初めの２日間は、葛根湯、次の３日間は、柴胡桂枝湯の処方をしばしばしています・・・）
大切なことは、普段から、免疫力を高めておくことだと思います。インフルエンザ予防で、ワクチン接種を一番重要視することは、間違っていると思います。
それに、インフルエンザに掛かったら、充分に休養することが大切だと思います（→皆勤賞を狙って、無理して、学校や職場に行って、周りにウイルスをまき散らすのは、よくないですね・・・極めてマレに、インフルエンザによる心筋炎での突然死もあります・・・）。
免疫力を高めるには・・・→食事（バランスの取れた食事を、カロリーを摂り過ぎない、糖質・脂質を少し控えめに、白砂糖は控えめに、トランス型脂肪酸は控えめに、野菜をたくさん取る、マゴワヤサシイ・・・）、適度の運動、良眠、ストレスを貯め込まない・・・などですね。
冬には、大人であれば、体を（特に手足を）冷やさない様にして、紅茶・ショウガ粉末・シナモン・豆乳（又はミルク＋・ハチミツ）を摂るといいかも知れません（←私が愛用しているものですが・・・）。
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