日本の心・さいき

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いろんな涙

 女子フィギャースケートが終わった。何か、見ている方もそれなりに落ち着いたかな?
 キム・ヨナ選手は、涙を流すことが殆どないとのことで、今までに他の選手が泣くのを見て、何で泣くのだろうと思っていたらしいのだが、今回は、そんな彼女でさえも涙が自然に出ていた。
 浅田真央選手の涙は、正に、悔し涙だ。銀メダルを取ったことよりも、金メダルを取れなかった以上に、自分の力を充分に出せなかった悔しさだろう。
 鈴木明子選手の涙は、自分なりに納得する感じで演技が出来たことに対しての嬉し涙であり、それまでの摂食障害などの苦労をも思い出したに違いない。
 カナダのロシェット選手も、母親を失くしたこを乗り切っての嬉し涙に違いない。
 4位に、両親日本人のアメリカ国籍の長洲未来選手がいた。母親がガン治療で苦しんでいる中での演技、素晴らしかったなあ。まだ、16歳、将来有望だなあ。
 キム・ヨナ選手の演技を見ていると、正に、水がきれいに流れる感じだ。よどみが無く、自然な流れだ。彼女の経験に基づいた強い自信がそれを可能にしたのだろう。美の極限って感じだなあ。ホントに何度見ても、素晴らしい。
 浅田真央選手の場合、3回転2回が頭にあり過ぎて、他への集中力が欠けたと思われる。又、安藤美姫選手の場合、弱腰が出てしまった感じだ。
 独りで10分近く太鼓を打つ時、曲のつなぎめいた時の演奏が難しい。フィギャースケートも同じでないかと思う。キム・ヨナ選手の場合、つなぎも見せ場も、全てが完璧って感じに思えてならなかった。
 ところで、いつも疑問に思っていることなのだが、・・・氷の上って、常に変化していると思う。ミスをしにくい状態としやすい状態があるのでは?!ある選手が力強く舞った後、凸凹になっていて、そこにたまたま踏み込んだら、フラフラっとなるんじゃないのかなあ。どうなのかなあ?
 *写真は、(5年前に私が撮った)カナダのナイアガラの滝。