日本の心・さいき

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QOL

クオリティ・オブ・ライフ(Quality oo Life)と言う言葉がある。生活の質だが、老後や医療の問題を考える時、これは絶対に無視できないことだと思う。
 厚生労働省は、7月16日、日本の平均寿命を発表した。男性79.26歳、女性86.05歳、前年度よりも男性は0.1歳、女性は0.06歳延びている。
 男女差はどの国でも明らかな様に、女性の方が、長い。年齢別で見ると、(産まれる前の死産で、既に、男が女よりも1.4倍多くなっているが)0歳〜2歳で、105対100と、生まれた時から、神様は、か細い男性の数を明らかに多くしているが、50歳前後で同数となり、それから男性はドンドン死んで、85歳で、既に男性の数は、女性の半分、100歳以上だと、5分の1にも満たない結果となっている。
 平均寿命が延びたのはいいことではあるが、問題は、その質である。最後まで、趣味や友達に囲まれてアクティブに生き、最後は家族に囲まれながら惜しまれて幸せに亡くなっているお年寄りも確かにいるが、お年寄りが孤独死したり、老人施設に入るのを長いこと待ちぼうけしているお年寄りも沢山いる。
 老人施設に入っても、大きな病気を持っているのに、充分に医療を受けられなかったり、又、介護が充分になされていないケースもある。
 又、老人施設の介護職員にしても、この就職難でも、求人数の方が多い状態なのに、就職しても(労働条件が良くない為に)長く続かないケースが社会問題化している。
 長生きするのはいいことだが、その質の問題も、政党間で充分に討論してもらいたいものだ。