日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

還暦での挑戦(その6、トリニティ校での教訓)

5月14日(木)
 朝9時に、トニーさんが迎えに来てくれて、市庁舎に行った。格調高い感じの所で、市会議員かつミュージシャンのClyde Cameronが、ギターを持って待っていた。ボンゴも用意されていて、私がそれを使って、一緒に、「ワールティング・マチルダー」を演奏した。不思議にピタッと息が合って演奏で来た。又、最後に、「さくら」を私が演奏して、その場を跡にした。楽しかった。(5月19日にその地方の新聞Observerにその時のことが記載されていた・・・タイトルが、Sister cities move to the same beatとなっていた。)
 市の車の中には、10年前に私が寄贈した(くり抜きの)がっちりした重い立派な太鼓が置かれていた。何かジーンと来てしまった。市議会議員でかつ友好協会のルイスさんが連れて行ってくれた。
 トリニティ校、結構遠い所で、行くと、広い(祭壇のある)講堂に、5歳ぐらいの小さな子どもたちが一列にずらっと並んで、女の先生が一人立っていた。ルイスさんは、15時過ぎに来ると言われて、直ぐにいなくなってしまった。
 5歳前後の子どもにまで紹介するとは思ってもいなかったので、どうしたらいいのか、最初面食らってしまった。付き添いの先生と下手な英語で話し、しばらくの時間が経過してから、どうも、直ぐに始めていいみたいだと言うことに気が付いた。その日の予定表も分からない状態で、始めた。それが終わると、又、続けて次のグループが来た。途中で長い休みが2回あったが、緊張していたせいか、食事も喉に通らずにいた。学年が次々と上がってきた。全く同じ内容は、しなくて、少しずつ変えた。付き添いの先生もその都度変わっていった。6回ほどそれが続いて、トリニティ校での演奏が無事に終わった。最後の方は、笛を吹きながら、目頭が熱くなるのを感じてしまった。回数が多くなるにつれて、要領を得て行ける自分をそこに発見した。1回目が一番まずくて、次第に教え方が上手になって行き、6回目の最後のグループでは、多くの子ども達がニコニコしていたかな。15時過ぎにルイスさんが迎えに来てくれた。
 疲れ切ってしまって、夕方も軽く食事を済ませて、外に出る元気もなく、21時前に寝てしまった。
 その日、反省した。時間(30分間か40〜60分間か、それ以上か)を初めにちゃんと知っておくこと。年齢に応じて(5歳ぐらいから15歳まで)、適正な内容にするべき。その為に、どんな内容にするのか、前もってそれなりにしっかりと頭の中で、年齢別に整理してしておく必要があること。子どもに出来るだけ太鼓を打たせること。主役は子どもにすること。時間内一杯最後まで多くの子どもを飽かせない様に、臨機応変に出来る能力がこちらに必須だと感じた。