日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

乙武さん・・・

 乙武洋匡さん、五体不満足を執筆して大ベストセラーになった(先天性四肢欠損の)。その後も彼は次々と本を出版し、又、スポーツライターとして活躍していたが、2年前から小学校教諭二種免許状を取得して、任期付きの教員として、杉並区内の小学校に勤務している。
 そんな彼が、とてもうれしい体験を述べている。
 1学期の終わり頃、5年生の女の子たちが上履きのサイズがどのくらいかという話をしていた。たまたまそこに乙武さんが通りかかったので、一人の女の子がぱっと頭を上げて、「先生、靴のサイズはいくつ?」と聞いてきた。「先生は靴を履かないんだよ」と言うと、その子が、「あーっ」という顔をしたとのこと。
 なんでそれが乙武さんにとって嬉しかったかと言うと、自分と会う人は皆初めはびっくりして衝撃を受けている人もいるのに、「お前に障害があったなんて忘れちゃうよなぁ」ってよく言われる感じで、5年生の女の子に、「靴のサイズはいくつですか?」と聞かれたから。つまり、障害があることを忘れて、この学校の子ども達も障害者でなく一人の先生として受け入れてくれたと思ったから。
 そうだよな、障害者は、周りから障害者と思われることが障害になっているのだ!皆、健常者と同じ様に、人生を充分に満喫しているのだ。いや、それ以上のことも沢山あるんじゃないのかなあ。
 世の中には、誤解していることって多いと思う。北朝鮮の問題にしても、北朝鮮の人たちのこと、日本人が分かろうとしてない感じだし、それと同じ感じで、子どもに虐待をしている母親、いじめをしている子ども達にも、それなりの理由があってのことじゃないのかなあ。皆、初めからそんな感じではなかったと思うし、いろんな事情でそうなっているからして。
 選挙が終わった。喜ぶ人がいる一方で、落ちて悲しむ人がいる。喜ぶ人も、後4年後には、どうなるか分からない。反対した人も、目出度く当選した人には、選挙でのわだかまりを引きずることなく、今後は、協力を惜しみなくするべきである。それが、ホントの民主主義と思っているから。