日本の心・さいき

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2007年世界生計費調査 TOP 50


 6月18日に、2007年の世界物価ランキングが発表されている。
 モスクワが前年に続いて連続世界一物価の高い都市になっている。2番目に物価の高い指数となったロンドンは昨年の5位から順位を上げ、昨年2位のソウルは3位に、次いで東京が4位となっている。
 ベース都市としてニューヨークを100とすると、モスクワは134.4となり、50のアスンシオンよりも2.5倍以上コストがかかることになる。しかしながら、世界で最も物価の高い都市と、世界で最も物価の低い都市の差は狭まりつつある。
 世界で最も物価の高い10都市のうち、4都市がアジアの都市となった。中国の諸都市は今年は順位が下がった。北京は20位、一方上海は26位となった。対照的に、他のアジア諸国では、国際スタンダードの住居の費用がランキングを上げる結果となった。例えば、シンガポールでは住居費が上昇し、ランキングが17位から14位に上昇した。不動産価格の上昇は、インド諸都市のランキング上昇にも影響している。例えばムンバイは68位から52位に急上昇した。

 物価の安い所は、それなりに、言語や気温や医療や治安で不安がある。そこでの自分の金力や体力は適応力はどうか、言語力やコミニュケーション力はどうか、仕事との関係、年齢、独身か既婚か、家族の縛りは、そこで何をしたいのかなど、いろんな要素で決めるべきだと思う(当たり前)。
 ただ安いからと言うだけで、日本人ばかりが集まって、退職後に現地の言葉を殆ど覚えることなく過ごしているケースも見てきたが、何か不自然な気がした。
 花粉症に耐えられなくて、キャメロンハイランドやチェンマイに来ている人がいたが、これは理にかなっていると思った。
 ロングステイと言っても、自分にとって過ごし易い季節だけに行くのが最適だ。例えば、4月のチェンマイや8月のシドニーは勧められないし、5月のイタリアや8月のバンクーバーは、お勧めだ。11月末にイスタンブールに行った人が、寒かったと嘆いていた。
 兎に角、色んな情報を収集した後に、自分の頭で考えて、一番いいと思う方法を選択するべきだ。
 懐が寂しければ、船でプサンに行くって方法もある。そこで、韓定食の量の多さに驚き、キムチをどんどん食べれば、無料で次から次へと持って来ることに驚ろくだろう。下手なハングル語でちょっとだけでも言えば、ニッコリ笑ってくれるだろう。
 そんな経験を多くの人にも積んでもらいたいなあと思っている。