日本の心・さいき

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開業医と勤務医

 開業医の先生と話すと、「勤務医は、気楽でいいネ、又、元の戻りたいが出来ないし・・・」と言われることが多い。
 勤務医の先生と話すと、「開業したくなる気持ち、分かる。この病院での自分の売り上げで計算すると、今の給料の倍以上には軽くなるし・・・」何て感じで言われることもある。
 私の様に、勤務医と開業医の両方を経験していると、両方の目でちょっと見れるかなと思う。
 医師のブログには、勤務医の悩みや開業の悩みが時々出ている。で、勤務医と開業医とどっちがいいのか何て感じの発言もあるが・・・。
 思うに、これは、人それぞれの生き方の問題だと思う。
 独身で、仕事に徹して生きるのがいいのか、結婚して生きるのがいいのか、と言うのと少し似ていると思う。結婚しても、女性が、仕事・育児・家庭の3本をこなしている人もいるだろう。しかし、そんな人は例外と思うべきである。それを支えてくれる人がいるとか、人それぞれ立場が違うし、年齢・能力・職種でかなり変わってくると思う。決めるのは、あくまで自分であるべきで、他人が決めることではないと思う。自分のしたいこと、自分の性格、自分の能力、それがある程度把握できていないと、後で他人のせいにしたりしてしまって、トラブルが起きるだろう。
 仕事に徹するか、遊びに徹するか、それ以外に徹するか、もちろん、はっきりと区別できずに、オーバーラップすることあり。
 私自身は、食べて行ければいいし、さほど贅沢をしようと思わない。自動車免許を持っているが、車を持ってない状態でとうとう還暦近くまで来てしまったが、田舎に来ても、車がないから生活が出来ないと言うことはないのである。しかし、車を持ってずっと生活をしていたら、車のない生活は出来なくなるかも知れないかな・・・?
 子どもに期待を掛け過ぎることなく、子どもは子どもで苦労させてお金を残す必要ないと思います。何故なら、ずっと子どもが死ぬまで見届けることが出来ませんから。
 遊んでばかりだと、何故か、むなしくなります。しかし、適当に遊んだ方がエネルギーが充電できることは、確かなことです。
 大事なことは、心にゆとりが持てるかどうかです。充分に睡眠が取れ、休みもちゃんと取れ、時には旅行できる職場を探しましょう。幸せを感じる時間が持てることが大切です。感謝出来ずに、不満ばかりが貯まって行くと、その内、病気にもなりますヨ。
 全ては 、自己責任と思って、自分なりに、いい生き方を見つけましょう。
 今の私ですか、エエ、幸せですヨ。(還暦前の)この歳になってやっとやっとこの心境にたどり着くことができました(各人、いろんな価値観があると思います)。
・他人と競争しない。
・モノ、肩書き、地位、お金に執着しない。
・他人の喜びを自分の様に喜んであげる。
・10出せる力があっても、6位で止めておく。いざと言う時には、出す。しかし、いつもは出さない。何故なら、他にしたいことがあるから。
・今生きていられることに感謝する。
・常に平静なる心を持つ。

 開業の時に頑張り過ぎたせいか、今の勤務医の方が、精神的にもとても楽に感じている。開業も、雇われ院長や賃貸形式など、いろんなパターンがあるので、先が不透明な時代、莫大な借金を背負って開業しなくてもいいと思うのですが。
 もう一度言いたい。最後に決めるのは、自分です。上手く行ったら、他人様のお陰でと言って感謝することです。上手く行かなかったら、自分の不徳の致す所でと謙虚に自己反省するべきです。しかし、万事塞翁が馬で、ヒトの人生には必ず上がり下がりがあり、その繰り返しが正に人生の醍醐味と思えばいいのかも知れませんが。

 (下の内容と、上の内容は、全く関係ありません)

 北京のリンピックで、新型インフルエンザが蔓延することにならなければいいなあと思っています。今までの経過だと、中国南部から新型が流行っているので。

 中国南部では、ブタとアヒルとヒトが一体となって共存しています。ブタの鼻粘膜に、アヒルとヒトからのインフルエンザウイルスが容易に入って、そこで、交叉してヒトとヒトの間で感染しやすいタイプに変異するわることが充分に考えられます。

 遠くからオリンピックを見に来たヒトから、オリンピック会場でそのウイルスが広がる可能性が充分に考えられるかとも思います。

 杞憂にならなければいいのですが。

 チベット語で、「こんにちは」を、「タシデレ」と言います。