日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

草の根外交




 北朝鮮の招聘により、ロリン・マゼールが指揮する米国の名門オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニックが、首都の平壌で2月27日に90分間程、公演した。
 大変いいことだと思います。肝心の金正日氏は、顔を見せなかったが(認知症との噂も?!)。
 思うに、政治のレベルで親善が行われると、何か肩苦しさを感じる。本当に親善をするには、やはり、民間レベルでの「草の根外交」が最もいいと思っている。日本人は、自宅に他人を泊めることを拒む傾向にあるが、外国では、それが最高のもてなしって感じだ。
 イスラム教の国に行くと、異教徒は大歓迎だ。部屋も食べ物も、特別待遇って感じで、接待してもらえた。異常な位だ。韓国にホームステイした時にも、入り口のドアに歓迎の紙が貼られていた。ホントに、お客さんって感じで扱われた。
 一方、アメリカに行くと、その家の人と同じ様に家の手伝いをさせられる。全く感覚が違うのだ。パーティがあっても、それなりの食材をちょっとだけでも持って行くのが常識になっている。ニュージーランドに行った時に、あるレストランでの食事会に誘われて行ったのだが、お金を皆と平等に払った(誘われても、皆と平等にお金を払うのがここでは常識だと言われた)。
 とにもかくにも、やはり、草の根外交の方が、本当の友達になれると思う。最もいいのは、やはり子どもだと思う。小学生だと、全く偏見がないから。それぞれの文化を紹介する感じですれば、直ぐに友達にでもなれそうだ。小さい時から、異なる生き方をしている人を快く受け止める体験は、何物にも代えられない貴重な体験となるであろう。
 タイのチェンマイでのサンデーマーケットで、タイの若者のエレキに合わせて路上で楽しく演奏したこと、いつも思い出しています。