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退職後の雑感(119)

  「退職後の雑感、子育て」

 子どもの育て方・・・どの様に育てればいいのか、多くの親が悩んでいると思われます。結果が直ぐに出ないだけに・・・時には、親が亡くなった後にその成果が出ることもあり・・・永遠のテーマですね。
 一代で凄い会社を造り上げた人も、子どもの教育で、次期社長としての教育・・・→失敗しているケースの方が多いみたいです(仕事はちゃんと出来ても、職員への思いやりに欠けていたり・・・)?!
 ある(中堅の建設業の)社長さんと(だけで)食事をしたことがありましたが・・・その社長さんが言うのに、「周り見ても、皆、子どもがしっかりと育っていない・・・うちの子も、人はいいけど、仕事を取って来れない・・・どうしてこうあるのかなあ・・・」と。
 「親は、子どもを遠くからよく見よ!」とは子育ての基本ですが・・・男の子と女の子では、育て方は違うべきだと私自身は思っています。
 女の子は、順応性があるので、溺愛しても、そうでなくても、その後の環境で、育つ子は育っている感じです。兄弟に、手をとる子がいればいる程、(それを見て)立派に育っているケースが多いかと思います。
 男の子は、我慢を強いて、鍛えなければいけないと私自身は思っています。その子の年齢に合った失敗を、出来るだけ沢山した方が、将来的にはいいと思っています。若い時に、出来るだけいろんなタイプの人間にもまれた方が(世の中には、いろんな価値観の人がいるので)いいと思っています。
 自分の頭で考え、他人に頼らず、自分なりに行動し、自分でそれなりに責任を取れるようにすることです。自分に厳しく、他人に寛容に。その上で、多くの人のお陰で今の自分の存在があることに気が付くことです。
 その子には、どんな問題がいいのか、それは先にならないと解らないこともあります。失敗や成功は、結果論で、その過程が大切だと思います(若いほど、失敗が沢山出来ます・・・)。問題が良かったかどうか何て、永久に解らない場合も多いかと思いますが・・・?!
 私の場合、父親は、決して「何々になれ・・・」とは言いませんでした。そして、「勉強しなさい・・・」とも言いませんでした。「若い時の苦労は買ってもでもせよ!自分が努力しただけしか、社会に貢献できない・・・」と言っていました。それに、戦国時代に織田信長の家老で、信長を説得する為に切腹した(私と同じ名前の平手政秀、享年62歳)武将の話を何度も聞かされました。
 母からは、(天理教を信じているせいでしょうか)他人が喜ぶことをしなさいと、しばしば言われていました。
 今考えると、いい教育をしてくれていたんだなあとこの歳になって思っています。
 父が生きていたら、今年の4月18日(・・・←私たちの結婚式)で、満110歳になりますけど・・・→感謝感謝感謝、そして、合掌!

https://www.youtube.com/watch?v=lrGRmBBrvRo(←誰と付き合うか)
*写真は、「たはら小児科医院」の院長室で、お茶の稽古をしている長男。

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