日本の心・さいき

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夏カゼ雑感・・・

 ヘルパンギーナが、ちょっと前までは、多かった。乳児だと、喉ちんこの周りに、水泡って感じの大きなのがあることが多いが、年齢が上がると、それがだんだん小さくなって、小学生にでもなると、扁桃腺(正確には、口蓋扁桃)が赤くなって、白苔が付いていて、溶連菌と間違うこともある。
 溶連菌程は痛くない様だが・・・よだれを垂らしている乳児もいる。ヘルパンギーナで、けいれんや脱水で入院した乳児もいた。
 こんなに大流行した年、あったかなあ・・・?!
 今は、手足口病が多い。はっきりと、ブツブツが口の中、お尻、手のひら、足の底にあれば、そうと言えるだろうが・・・中には、体のあちこちにポツポツとだけあって、喉の所見に乏しいケースも多く、これは、夏カゼのウイルスによる発疹(コクサッキーやコー?)で、ヘルパンギーナとは言い難いかな。
 しかし、きわどいのもある。確かに、手と足だけを診ると、手足口病と思われるが、お尻や口の中に全くないのもあるけど・・・。
 兎に角、この時期、ウイルス性発疹が多い。特効薬は、ない。口の中の痛みには、漢方薬の桔梗湯を上げているが・・・。又、熱さましは、白虎加人参湯が多いが、升麻葛根湯や柴胡桂枝湯や、外来で黄連解毒湯を注腸することもある。
 子どもの見方は、「機嫌」「顔付」「食欲」「睡眠」、それがどんどん落ち込んでくれば、毎日でも来て下さいと言っているけど・・・。