日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

人間の暴力性・・・

 シリアで、化学兵器を政府側が使用したとのことで、米英が独自にその制裁の為の攻撃をしようとしています。戦争は良くない事だと多くの人が分かっているはずなのに、何故か、戦争をしてしまっているのです。
 ゴリラとチンパンジーの遺伝的な相違は、2.3%程ありますが、チンパンジーと人間の遺伝的な違いは、わずか1.6%程しかありません。それなのに、何故、人間は、生物の頂点に立てたのでしょうか?
 700万年前に、チンパンジーから人間が分岐しました。人間は、チンパンジーと違って2足歩行をしました。これにより、両手が使え、道具が使える様になりました。「直立歩行」により、脳がチンパンジーよりも4倍も大きくなりました。その大きさに達したのは、今から20万年前のことでした。
 単に脳が大きくなるだけでは、生物の頂点に立てなかったかも知れません。脳が大きくなる以上に意味があったのは、「言語の発達」だったと思われます。人間は、言語を発達させたことにより、飛躍的に人間同士のコミュニケーション力を上げ、知識を後世に伝えることが出来る様になりました。
 大人のチンパンジーでは、3歳児程の人間の能力(脳力)があると言われていますが(?!)・・・そんな賢いチンパンジーが凶暴化して、周りのチンパンジーを皆殺しをしてしまった例が現にあります。元々、チンパンジーの脳に、暴力性の遺伝子が組み込まれているのかどうか、それは不明ですが・・・問題は、チンパンジーの場合は、手で殺しますが、人間の場合は、道具を使い・・・→それで、チンパンジー以上に凶暴な結果となります(最悪な時は、核使用・・・)。
 生物地理学者「ジャレド・ダイアモンド、1937生)は、「文明は、わずかな誤りでも、崩壊する!」と解明しています。
 
引用:NHK教育テレビ、世界の叡智6人が語る 「未来への提言」(後編)
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=135539