6月23日(土)の夜、NHK総合テレビで、「産みたくても産めない、卵子老化の衝撃」と題しての(衝撃的な)内容がありました。
日本の場合、不妊に関して、社会全体の意識が低く、又、行政の取り組みも、先進国の中では、最も遅れています。
近年、出生率が高いと注目されているフランスでは、42歳までであれば、不妊治療に必要な医療費の全額が公から支給されます。しかし、日本では、年齢制限もなく、又、少ししか医療費を援助してもらえません。(←人工授精を試みても、40歳以上だと、成功率は1割にも至りません・・・!)。
それに、日本の場合は、不妊治療を受ける女性の年齢として、40歳以上の高齢者が、他の先進国と比較して断トツ高いのです。
卵は、女性がこの世に産まれて来る時に、(精子がどんどん出来るのと対照的に)既に存在していて、年齢と共に、卵子の老化が始まります。高齢になればなる程、妊娠が難しくなるのです。
それに、不妊の原因として、男性側に原因がある場合と女性側に原因がある場合、およそ半々とも言われていますが・・・日本の場合、女性不妊科はあっても、男性不妊科は少なく、又、不妊における男性に対する専門家の不足も指摘されています。
医療に使われるお金が限られているとすれば・・・世の中の将来を背負うのは今から産まれる子ども達なのですから・・・→行政は、もっとそこにお金を掛けるべきでしょう。又、国民一人一人も不妊対策に対して意識を高める必要があると思います。