日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

新しい動き・・・


 被災地の皆さん、その苦しみは、言葉にならないと思います。又、ご支援されている多くの方々に、厚く厚く感謝申し上げます。

 人それぞれ、いろんな考え方がると思いますが・・・(多くの人から否定的な意見を言われることを覚悟して・・・)
1、被災地でもないのに、過剰に買占めをしている人がいるけど・・・それをしないことも、立派な援助になりますよ。自分さえよければいいと言う考え方は、やはり間違っていると思います。助け合ってこそ、人間のあるべき姿ではないでしょうか。被災地の人が切羽詰まった思いをしっかりと理解するべきです。・・・九州のある地域でさえも、コンビニで、カップラーメンやミネラルウォーターがなくなっている・・・→これは、驚き!
2、痛みを皆で分け合いましょう。この際、税金を上げるのは仕方ないでしょう(法人税率凍結だけでなく、消費税、所得税地方税なども、思い切って上げるべきでしょう・・・)。高速道路無料化も凍結、子ども手当もそれなりに縮小、公務員の給料を今こそカット(政治家は、選挙の票の事は、もう、このさい考えないで下さいね!)
3、北朝鮮や中国が、ねぎらいの言葉を発したり、お金を援助していることに対して・・・後で、見返りを要求しているなどと言う人がいるけど・・・私はそうは思わない。そんな行為に、やはり感謝すべきだと思う。そして、困った時には、今後も助け合いましょう。中味が初め伴っていなくても、初め形だけであっても→時間が掛かるとは思いますが、その内、中味もいい方向に変わることを寛容の精神で信じるべきだと思います。
4、海外からの援助、全国各地からの援助、消防隊・自衛隊・警察官の援助、ボランティアのグループや個人的活動家、多くの人の好意に大いに感謝すべきです。そして、いつかは、その恩返しをする為に、頑張りましょう。
5、世界全体が日本のこの災害を教訓にして、いい方向に向かうことを願っています。核開発を深く反省し、核エネルギーに対しての認識を変え、ヒトの絆の強さを知り、そして、誰しもいつどうなるか分からない中で、21世紀にふさわしいグローバルないい価値観を多くの人が持つ様になることを願って・・・?!
6、プロゴルファーの19歳の石川遼選手が、優勝賞金全額(!)寄付、2億円目標って感じで頑張っている。彼は、真剣度もケタ外れですね(大拍手!)。
7、国民も賢くなって、本物と偽物、見分けられる様になっていますね・・・。
 外来の処置室で、ナースから静注してもらっていた(50歳過ぎの)女性の患者さんが言われていましたが・・・→人間、いつどうなるか分からんなあ。あまりくよくよしても、しょうがないわ。生きていることに感謝して、今をしっかりと味わあんとなあ・・・。

(2011年3月30日17時34分 読売新聞)
 男子ゴルフの石川遼選手(19)が、今季の国内ツアーと海外メジャーで獲得する賞金を全額、東日本巨大地震義援金として寄付することになった。
 
産経新聞(3月30日:21:03)
 東日本大震災で深刻な被害を受けた東京電力福島第1原子力発電所は、「安定」状態を取り戻す復旧作業の長期化が避けられない状況だ。第1段階である大量の汚染水の排水・回収が難航。その後も循環・冷却システムの復旧など「いくつもの高いハードル」(経済産業省原子力安全・保安院)が待ち構える。専門家からは、最短でも1〜数カ月、最悪なら数年の時間を要するとの見方も出ている。さらに廃炉処理によって「安全」と「安心」を取り戻すには、10年以上の長期戦を覚悟する必要があるとの指摘も出ている。

 ■シナリオ1
 原子炉の温度を100度以下の「冷温停止」状態にできるかの最大のポイントは、震災と津波による電源喪失で失われた「冷やす」機能の復旧だ。震災時に制御棒が装填され、核分裂は止まったが、炉心の燃料棒内の放射性物質は安定した物質に変化する過程で「崩壊熱」を出し続ける。
 現在はプルトニウムが漏れ出す2700度以上の高熱になり、一部溶融した燃料棒を冷やすため、仮設ポンプによる注水を続けている。だが、注水は応急処置にすぎず、水はすぐに蒸発してしまう。
 冷温停止には、「残留熱除去システム」と呼ばれる原子炉内の水を循環させ、高温となった水を外から海水との熱交換で冷やすシステムを再稼働させることが不可欠だ。緊急停止後に正常にシステムが作動すれば、2日程度で冷温停止になる。
 東電や保安院内には当初、「システム再稼働まで1カ月以内」との期待もあった。だが、現在は汚染水に阻まれ、原子炉建屋内にある配管やポンプ、熱交換装置の故障の有無も確認できない状態で、そのシナリオは遠のきつつある。

 ■シナリオ2
 1〜3号機は、原子炉内の高濃度の放射性物質を含んだ水が、原子炉格納容器や配管、バルブなどの損傷で外部に漏れ出しているとみられ、循環・冷却システムも損傷している可能性が高い。汚染水は強い放射線を放出しており、修理や交換は困難だ。保安院でも「(損傷場所を迂回し)別のルートを使う」とし、代替ルートを検討している。
 「ビルの屋上にあるクーリングタワー(エアコン室外機)のようなものを持ち込むなど、仮設の配管と熱交換装置で循環・冷却システムを構築できる」と指摘するのは、元東芝研究員の奈良林直北海道大教授(原子炉工学)だ。
 放射線量の高い厳しい環境での作業となり、奈良林教授は「放射線を遮る鉄板やコンクリートのついたてを設置して道を作り、鉛の入った防護服と併用して安全を確保した上で、作業員が交代しながら工事を行うしかない」と話す。
 米スリーマイル島原発事故処理では、冷温停止後に燃料棒を取り出す際に同様の方法をとっており、ノウハウはあるというが、作業は数カ月に及ぶ可能性がある。

 ■シナリオ3
 水素爆発などによる損傷が激しく、循環・冷却システムが復旧不能な事態も想定しておかなければならない。注水だけで核燃料を冷やさざるを得なくなった場合、どれだけの時間がかかるのか。京都大の宇根崎博信教授(原子力工学)は、「1年後には崩壊熱は現在の5分の1程度にまで小さくなる」と指摘。そうなれば、原子炉を満水にして、蒸発で減った分だけ水を補給する安定的な冷却が可能になるとみる。
 だが、「本当の安定までには、そこから数年をみなければならない」(宇根崎教授)。原子炉の除染や解体などによる処理が始まるのはそこからだ。
 復旧が長引けば、その間、水蒸気や水とともに放射性物質の漏出が続く。総力を挙げた復旧に加え、長期化も視野に入れた対策が急務だ。