4月1日の午前中に回診した後、(上天草市)龍ケ岳町を出た(4月は、1日〜7日まで休み)。今回は、残念なるかな、佐伯に帰っても、第1土日の2日間行われていた恒例の「佐伯春祭り」はないけど・・・。
夕食を大分駅で摂ったこともあり、買い物などもして、21時前に、我が家に着いた。熊本市から大阪まで新幹線で3時間と言うのに、龍ケ岳町から熊本市まで行くのに、それ以上も時間が掛かる何て・・・。
九州横断特急で阿蘇を通る時、山の上で風力を利用しているのを見て・・・→やはり、日本は、自然エネルギーをもっと利用するべきだなあと思った。こちらの開発にもっともっと力を注いでおくべきだった・・・。
原子力発電だと、一番コストが掛らないと言い張る人がいるけど、それは、上手く利用出来てしまった状態が続いている上での話で、その開発にスゴイお金が既に投入されている訳だし(今も)、事故でも起きれば、莫大な金額になる。
廃炉のコストは、1基あたり約600億〜650億円とされているけど、茨城県・東海村の原発では、約900億円の費用が掛けられている。福島第一原発の原子炉6基を全て廃炉にするとなると、総費用は5000億円以上にもなる。
今回、フランスから、原発に関しての専門家が来ていて、フランスと言う国が世界で最も原発を利用している国って感じに思っている人が多いかも知れないが、そのフランスの政府でさえ、今年1月に、約1兆1600億円を投じて、洋上風力発電施設を開発すると発表しているし、2020年には、総電力の23%を自然エネルギーに転換する計画でいる。
日本の場合、数少ない電力会社が独占体制をとっている格好になっている。欧米では、数多くの発電会社があって、効率的に供給できる仕組みになっている。
日本は自然に囲まれ、それに、火山国なので、地熱発電の潜在力も高いはず。(アイスランドでは、地熱発電が実に効率的に利用されている!)
戦後、日本が復興したのは、今までの仕組みを変えたから。今回の大被害後に、前と同じ仕組みを再び取ったのでは、(そうでなくても下がり気味だったからして)この先の見透しは暗いはず。・・・→「変える勇気!」がどうしても必要なのです。今までと違って思い切って変えないといけません。ここで、勇気を持って変えれば、震災前以上になる可能性は、充分にあるのです。何故なら、多くの日本人には、和の精神があるし、それに、日本だけでなく、海外からの支援の輪があるからです。
いいリーダーを如何にして選ぶか(政治家・教授・社長・・・)、1回の試験・コネ・カネでの権力保持への反省(常に実力主義で行くべし)、天下りの廃止(実行までの道のりが長過ぎますね!)、(本腰を入れての)抜本的教育改革(薬剤師合格率44.4%何て、無駄が多過ぎますね・・・!)、医療・福祉の抜本的見直し、いろんな危機管理の見直し(日本の場合、自然災害がいつどこで来ても不思議でない!)、選挙の在り方、マスコミの在り方など・・・。