インフルエンザ菌と肺炎球菌のワクチン接種が、やっと日本で始まって、医療機関が慣れた感じになったのに、4名死亡したとのことで、突然、中止を余儀なくされている。この出来ごと、日本だけに起きた特殊な出来事だろうか?!川崎病やインフルエンザ脳症が日本に圧倒的に多いことと、関係があるのだろうか?!
現在、染色体異常であるダウン症が全国的に増加している。この疾患は、父母の年齢が増えると増加するのだが、年齢を補正しても増加しているとのデータもある。男児の尿道下裂も増えている。
環境省によると、子どもの先天異常は、25年間で2倍、喘息は20年間で3倍、肥満傾向は30年間で1.5倍に増えているとのこと。
ある専門家は、いろんな因子によるアトピー、ADHD(注意欠損多動性障害)、低出生体重、早産、喘息、死産、自閉症、先天奇形への影響を挙げている。
この度、環境中の化学物質が子どもの健康に与える影響を解明する為に、全国10万人の妊婦を登録し、胎児期から13歳になるまで追跡調査する環境省の全国プロジェクト「エコチル調査」が始まった。南九州では、熊本大を中心とした研究チームが取り組み、2月から参加者の募集がスタートしている。
全国15地域で実施され、2010年度の予算は約31億円。参加者募集に3年、追跡13年、解析に5年の計21年をかけるかってない大規模疫学研究となっている。
「エコチル」とは、「エコロジー(環境)」と「チルドレン(子どもたち)」の造語。南九州では、熊本県と宮崎県延岡市、沖縄県宮古島市で、3年間で妊婦6000人の登録予定(謝礼あり)。熊本県は、天草、人吉・球磨、水俣・芦北の3地区全16市町村で3000人が目標。(・・・←都市圏域に比べ、人口流出や移動が少なく、追跡調査がしやすい。水俣・芦北地域は環境問題への関心も高い?!)
熊本県内で、産科がある病院・医院14施設の中に、当院(上天草市立上天草病院)も含まれている。
集められたデータは、調査の司令塔となる国立環境研究所(東京)が解析する。胎内に蓄積したダイオキシン類や胎盤を通過しやすいメチル水銀、農薬、シックハウス症候群を起こす有機化合物などが生育や環境にどう影響するかを調べる。(もちろん、個人が特定される情報は、取り除いて管理される。)
基本計画では、全国どの調査地域でも、最終的に全妊産婦、全出生児の50%居所をカバーするのが目標で、調査の意義を知って、協力をお願いしている。
*平成23年2月27日の「熊本日日新聞」(サンデー特報)の記事から引用
*ワクチンと今回の4人の死因との因果関係、難しいと思います。同時に予防接種が出来ることになったことで、副反応が出易くなったと思います。事実、同時接種で、(今まで数少なかったのに)熱や発疹が出た子、結構いましたよ(アメリカでは、6種類同時?!)。それまで、日本では、予防接種では、同時接種は、してなかったのですが・・・。
(日本だけ特に多くなっている)川崎病やインフルエンザ脳症とも関係があると私自身は思っています。つまり、そうでなくても日本の場合は、子どもを取り巻く環境が清潔好きで、ウイルスや細菌を小さい時から出来るだけ遠避ける傾向にあります。それに、病気になると、熱が上がれば直ぐに熱さまし、細菌感染かどうかはっきりしない状態で(親の希望もあったりして)抗生物質を投与することが度々あります。これでは、自分で処理しようとする免疫力が低下してしまいます。それで、異物(ワクチン)が入った時、自分で上手く処理する免疫力が普段から次第に低下してきている関係で、過剰に反応してしまって、自分の白血球からサイトカインがドッと沢山出てしまって、不幸な結果になったのでは(?!)・・・と私自身は思っていますが・・・?!(あくまでも、私だけの個人的な意見ですが・・・)
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