2月25日(金)の朝の民放のテレビで、クライストチャーチでの地震で助かった日本人男女が出ていた。二人とも、19歳。
男性は、初めての海外で、語学研修に来ていて、足を切断して、救助されている。「元々プラス思考ですから・・・」と言われていた。明るい言い方をしていて、又、海外に行きたいと言われていた。
女性も、語学研修に来ていて、足を痛めていたが、幸いに骨折などなくて、国体の選手だったりしたこともある関係か、逞しく話されていた。
両者とも、まだ、救出されない人を気遣って、自分たちだけが助かったことを心底から喜べないって感じで言われていた。
ガレキの下にいる人を救う為に、日本から既に犬を連れて救助隊が駆け付けているが、救助する方も、命懸けなのだ。
かってのニューヨークでの「9・11」の時も、勇敢な救助隊が直ぐに駆けつけたが、それで、亡くなっている。ホントに気の毒だなあと思う。完全な殉職だ。
世の中には、仕事とは言え、人知れずに、命を救う為に、時間を問わずに昼夜頑張っている人、多い。
地震の惨事と同時に、アラブ世界での民衆の暴動が毎日報道されている。
チュニジアの大学生が、(貧乏で生活が出来ないので)アルバイトでモノを売っていて、それを、政府の役人が理不尽な態度で、道具も全部取り上げて、賄賂までを要求した。その大学生、焼身自殺してしまった。それから火が付いて・・・(大人しいムスリムの多くの民衆が団結して立ち上がり)大きな動きになっている。
貧乏な為、モラルもなくて、人殺しが職業って感じになっている人もいる。今回のリビア政府側に付いて、民衆の頭に銃を向けて発砲している人が、そうだ。アフガニスタンやパキスタンでも、少なからずそんな感じの人、いると思う(そんな人も、よく考えると、そんなことにしか生活の手段を見い出せない何て、心がとても貧しいと思うけど・・・)。
今、クライストチャーチの地震後の惨事と、アラブ世界の惨事が同時に報道されている。
前者は、自然災害、後者は、人為災害。
個人的には、見守って祈るしかないが・・・出来るだけいい方向に、行ってもらいたいものです。(合掌)