日本の心・さいき

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就職率100%・・・

 今朝、テレビで、秋田県の「AIU国際教養大学」のことが大きく報道されていた。学長の中嶋嶺雄氏が、「語学力」と「教養」の大切さを、熱く語っていた。
 「自分の頭で考え、自分なりに解決策を見つける能力が必要。英語が出来るだけでもいけない。教養が伴うことが大切。・・・」などと言われる。
 この大学では、入学しても、付いていけなくて、半分は卒業出来ない。校内では、日本語はタブーで、教師も学生も、全て英語。1年間の留学義務の海外の大学も、それなりに素晴らしい所ばかり。
 図書館も、365日、24時間、使える。遊ぶ暇はない。が、80時間の一般社会での仕事は、課せられている。
 正に、大分県別府市にあるAPU(アジア太平洋大学)とそっくりだ。
 就職率100%、日本の多くの会社がそこの卒業生の能力を信じて、採用しているのだ。大都会でなく、秋田に学ぶその(肉食系の?)精神も買われていると思う。
 AIUの学生さんを見ていると、これが普通であるべきで、トコロテン式に卒業できる今の多くの大学の姿が、異常では・・・?!
 「企業は人なり!」とは、よく言われること。不景気で、会社も、人材選びに難儀している。コネや有名大学を軸としたやり方では、やっていけないのだ。本物の人材をどうして選ぶか、その道を模索しているんだなあ。
 医師や看護師にしたって、同じはず。熱心な医師が沢山いると、患者さんの病院に対する評価も高くなって、それなりに病院も経営的に良くなっているかな。
 医師に関して言えば、多くの病院では、まだ、足りないので、条件がゆるやかだが(年齢不問って感じの所もあるかな・・・?!)、医師数もどんどん多くなって行けば、その内、厳しい選択があるだろうなあ。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20100221/2