「ししゃごにゅう」って言葉、「四捨五入」と思っていらたら、そうでなく、「四者悟入」と書く。
世の中でのヒトの生き方を悟っている者には、次の4者があるとのことかな?
1、医者・・・生老病死を直に見ているから。
2、学者・・・学問を探求する過程で、真理を探求しているから。
3、易者・・・天文学など、ヒトと宇宙の関わり方かた、将来の予測などに精通しているから。
4、役者・・・ヒトに成り切って演じていることで、ヒトの生き方を学んでいるから。
学校の先生は、その4つの顔を持つべきだとか。(大分県のある教員の話だと、教員に採用された時に、そんな話を上から伺ったとか)
具体的には、・・・学者:自分の専門をおさめるのは当然、自分の専門でなくても、子どもから立ち上がった疑問に寄り添い、学びへとたどりつく道をつけてあげなければならない。・・・医者:教えるだけではなく、生徒の様子を把握していなければならない。例えば朝、生徒の顔を見て、この子は今日は調子悪そうだな、昨日、何かあったのかなと直ぐに気付けるように。・・・易者:生徒に予想をもって関わらねばならない。たとえば指導案を書く。この発問なら3割の子はのってくるだろう。7割のってこさせようと思えばどんな問いかけがよいだろう、というふうに。・・・役者:素で関わるのはよくない。生徒に自分の思いを伝える為、時には大げさに、時には抑え気味に、その子やクラスの状況をふまえながら、意図を持って振るまわなければならない。
そうだよなあ、自分の場合、30年以上も臨床医をしてきて、ヒトの病気以外にヒトの陰の姿も、如実に見て来ていると思う。自ら(みずから)、つまり、自分から学ぼうとしなくても、自ずから(おのずから)、つまり、自然とそのあり方を悟ってきていることも多いと思う。
ヒトの考え方も、時間が経過するに従って、変化して行くことも多い。
医者も、単なる医者の仕事をするだけでなく、学者や易者や役者にもならないといけないかなと思う様になってきています・・・?!