日本の心・さいき

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年金問題

 生活が苦しくて、貯蓄率がどんどん落ちている。退職後、貯蓄を削りながら生活している。年金を掛けることが出来ない人も増加傾向にあり、その上、(若い人の収入が少ないので)出生率の上昇は、あまり望めない。年金をもらう人がどんどん増え、払う人がどんどん減っていけば、将来の年金がもっと目減りすること、予想できるかな?

 今の子ども達の将来のことも、今の大人はしっかりと考えて上げるべきだと思います。

 先日、家内が最寄りの社会保険事務所に行って、(私が退職して共済をはずれたこともあり)相談してきた。そしたら、もう、60歳になっているので、基礎年金掛けなくていいですよと言われ、更には、もう、もらっておいた方がいいですヨって感じで言われて、当惑してしまった。5年ごとにそれなりの見直しがあるみたいで、先細りの傾向にあるのだろうか?
 基礎年金の分では生活できないと言う理由で、それなりに、厚生年金を掛けてきている人が多い。2年前に法の改正があって、60歳でも、3割減でもらえる様になっている。70歳からだと、4割増だが、自分の寿命がどこまで生きるか分からないので、人それぞれの事情に応じて、開始年齢を決めることになる。
 夫が40年間会社員で、妻も40年間専業主婦で、平均寿命まで生きて年金をもらう場合、
2010年の年齢が、10歳刻みで(70歳〜20歳まで)、納めた保険金額と受け取る年金額は、以下の如くである。
70歳(本人の保険料900万、年金5600万)
60歳(本人の保険料1200万、年金4700万)
50歳(本人の保険料1800万、年金5100万)
40歳(本人の保険料2400万、年金5900万)
30歳(本人の保険料3000万、年金7000万)
20歳(本人の保険料3600万、年金8300万)
 で、60歳にして、自分が払った分の3.9倍ももらえることになるが、今の20歳や30歳だと、2.3倍でしかない(しかし、実際は、自分が払った分と思っている内の半分は、会社が出している訳で、そうでないとすると、70歳で3.25倍、60歳で1.95倍、20歳や30歳だと、わずか1.15倍でしかないことになっている!)
 が、国が多額の借金を抱えている現状では、これに変化があったとしても、これ以上のことは望めそうにない。
 今、自動車保険料も今から上がる傾向にある。と言うのは、若い人が自動車を持たなくなっているからだ。年金や保険も、全く同じで、加入者が少なくなるとその運営は難しくなる。
 このまま行くと、難しい時代になるかも知れないかな?!