戦国武将の「上杉謙信」とアニメの現代版「アンパンマン」を比較してみて、少し共通点があるかなと思っています。それは、相手を最後まで徹底的にやっつけないと言うことです。
アンパンマン、 得意のパンチで「ばいきんまん」をやっつけますが、「ばいきんまん」が倒れるまでは痛めつけないですね。
私の子ども達、3人共、アンパンマンには、大変お世話になってきました。孫も、お世話になっていますが・・・。初め絵本でしたが、それが、テレビで見れる様になり、子ども達、真剣に見ていました(私も時々)。
お腹がすいた子どもに自分の顔を食べさせる何て、凄い発想ですね。正に、自己犠牲の塊って感じで、その精神は、謙信の私利私欲にも通じています。
戦後、アメリカ文化がどっと入ってきて、自己犠牲を否定的に取る人も時にいますが、3・11から、日本人の価値観も変わらざるを得なくなっていると思います。
柳瀬さんは、テレビで次の様に話していました・・・→「本当の正義というのは、相手にミサイルを撃ち込むことや爆弾を落とすことではない。まず、飢えた子ども達に食べさせ助けることですよ・・・」と。
謙信は、「義」を重んじて、敵方に塩を送りました(信長、家康、秀吉とよく、三人が話題になりますが、謙信が天下を取っていたら、違った日本になっていたかも知れませんね・・・?!)。柳瀬さんも、アンパンマンを描くことで、共生・協調・分け与えることの大切さを説いています(←国民栄誉賞をもらっても、不自然さは全くないですね・・・?!)。
柳瀬さんも謙信も、壮絶な生き方をしています。謙信は、初陣から病死するまで、ずっと戦いの中で人生を見詰めていました。柳瀬さんは、遅咲きでデビューし、その後、病魔と永いこと闘いながら、生きていました。
柳瀬さんの作詞した「手のひらに太陽を」の内容も、意味深いですね。しっかりした死生観がそこにあり、謙信にも、小さい時に仏門に入った関係もあって、それがあったと思います。
柳瀬さんは、晩年、次の様な内容で言われていましたが・・・→「生きているからこそ、病気になる、だから、病気で悩む必要はない・・・強いのがヒーローじゃない、喜ばせることが出来るのがヒーローだ・・・世の中、面白くないものはない・・・」と。
http://www.youtube.com/watch?v=WddO3zBs_GM(←謙信の名言)
*(写真は、高崎山のベンツです)