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退職後の雑感(447)

  「退職後の雑感、少年の非行」

 少年の非行は、「三離四走」と言われています。「三離」とは、親離れ、学校離れ、地域離れです。
 「親離れ」とは、親に対する反発です。
 「学校離れ」とは、尊敬できない先生に付いていけない、学校行かなくも、働けると言うものです。
 そして、地域から離れて行く「地域離れ」です。
 そう言う状況が何かのきっかけで、まず、「車」、そして「暴走族」、「薬」、そして「シンナーや麻薬」、そして、「セックス」、そして、お金や寂しさを埋め合わせる為の「援助交際」、そして最後に、「盗み」、「万引き」となるのです。
 「衣食足って礼節を知る」が、衣食足って非行に走っているのです。何が足りなかったかと言えば、それは、心を育てる教育が足りなかったのでしょうか・・・?!
 教育と言うと、親や学校や先生をイメージしてしまいますが、先に生まれた全ての人である「先生」の先生、つまり、大人である我々は、皆、子ども達にとって良き先生であるべきではないでしょうか。
 大人各人が、「今の親は・・・」とか、「今の先生は・・・」とか言いますが、大人各人が、自分は教育者でないからと言わずに、自信を持てる生き方をしていることが大切ではないでしょうか・・・?!
 子どもと言うのは、「たいたい族」です。見たい、聞きたい、してみたいなどです。大人は、「とことこ族」です。やめとこ、せんとこ、行かんとこなどです。
 その「たいたい族」と「とことこ族」のコミュニケーションがうまく行っていないのです。大人が子どもから学ぶことも、沢山あります。 
 子どもを非行から守るには、大人が子どものことを理解することから始まり、次に、大人が子どもに手本を示すことではないでしょうか・・・?!
 何故なら、子どもは、「大人の縮図」だからです。

*13年前の内容を少し修正しての再掲です。
*写真は、「男茶会」です。

 (令和5年5月3日、記載)